2012年8月6日月曜日

佐川吉男音楽賞を受賞しました

『松本の奇跡』と称された『魔笛』が形になりました。
御来場いただいたお客様、支えてくださった多くのスタッフ、そして悩みながらも共に楽しんだ仲間と共に喜びを分かち合いたいと思います。

以下、受賞についてのコメント転載です。



佐川吉男音楽賞(賞金 100万円)

まつもと市民オペラ モーツァルト/オペラ「魔笛」の公演に対して

贈賞理由
今回で3回目の公演となる「まつもと市民オペラ」の《魔笛》は、市民オペラの一つの規範とも呼べるもの であった。

指揮の城谷正博、演出の白井晃、豪華なソリストの首都圏組と、合唱やスタッフの地元組が、ひ とつの方向性に上に築き上げた舞台は、強い存在感と説得力を持つ超一流のものとなった。

白井が掲げた「主役はまつもと市民オペラ合唱団と松本室内合奏団」のコンセプトの通り、合唱団員は大道具係から黒子の役目 まで、八面六臂の活動をする。

「ひとつの高邁な見識のもとに努力し作り上げたオペラが、計り知れない魅力 を持つ」という自明の理を、「まつもと市民オペラ」は見事に証明した。
(佐川吉男音楽賞実行委員会)