2009年12月28日月曜日

幕が上がる

まつもと市民芸術館発行の「幕が上がる」という小冊子があります。
2010年1月号に佐々木さんご夫婦が出ていらっしゃいます。
お二人の情熱が伝わってくるなかなかよい記事です。松本市内には広報と一緒に配布されるようです。

「芸術活動が軽視されると文化は荒廃の一途をたどる」とは私が所属する男声合唱団の団長の言葉ですが、昨今の経済状況においおては「そうは言っても歌っていても食えないよ・・・・」となってしまいます。だけど、逆に文化活動が発展すればそれに経済もついてくるといえなくもありません。

幸いにも松本には立派な「箱」とメジャーなイベントがあります。このイメージを発展させ、よりいっそうの文化活動の発展が松本の発展にもつながるとお思います。文化の伝承というのは口移しでなければ伝わらないし広まらないと思います。今の松本をもっともっと誇れるような文化都市になるよう来年も歌っちゃいます!ぜひぜひ、一緒に!

2010年もよろしくお願いいたします。

2009年12月25日金曜日

2010年度SK松本合唱団

早くも、2010年度SK松本合唱団の応募受付が始まりました。
今年の課題曲は「荒城の月」です。
詳しくはホームページをご覧ください。

2009年12月21日月曜日

実相寺昭雄


実相寺昭雄さんてご存知ですか?

ウルトラマンやウルトラセブンの演出をなさった方です。

子供向けの番組なのに、妙に考えさせられるところがあったのはこの方の演出によるものが大きかったのではないでしょうか。

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さてさて、来年の東京二期回のオペラ劇場公演はこの実相寺さんの演出による魔笛です。
冒頭でパミーノを襲う大蛇をはじめとして、ウルトラ怪獣がたくさん出てきます。
パパゲーノの「俺は鳥さし」では♪ピロロロロ♪のところで、はじめは鳥が出てくるのですが、3回目は「ヒドラ」でパパゲーノを追い回したり、モノスタトスの手下が銀の鈴の音で善人になって踊りだすところはピグモンやゼットンが一緒に踊ったりします。衣装もウルトラマンぽいし、クナーべが船に乗っているところはUFOだしw



指揮:テオドール・グシュルバウアー/原演出:実相寺昭雄/演出補:飯塚励生

管弦楽:読売日本交響楽団/公演監督:中村 健

2010年9月9日(木)/10日(金)/11日(土)/12日(日) 新国立劇場オペラ劇場




3年前の同公演ではタミーノ役で水船さんが出演していらっしゃいました。

インペグ


公演終了から早くも1週間がたとうとしています。私は気が抜けたような余韻に浸っているような・・・まあ、ぼ〜っと時間が過ぎてしまいました。

合唱団のインペグって何でしょう。一般的には指揮者や主催者と合唱団の調整役でしょうか。単なるリーダー以上の役目を負わされていると思います。

まつもとオペラ合唱団のインペグのお二人は本当にすばらしい!普通、60人からの大所帯が1年以上活動を共にしていくにあたって、結構なストレスが団員の中に生まれてくるものです。もちろんパートリーダーがケアできるものも多くありますが、結構小さな不満はたまってくるものです。大人なんだから我慢できる範囲ではありますが、でも積もればやはりストレスになります。
インペグのお二人は実にその辺のケアが上手というか気が回ります。何気ない会話を元に不満が解消できる方向に持っていってくれたり、聞きかじりでも真剣に物事を考えてくれていました。
何気なく練習をつんできたこの1年ちょっとでしたが、目立ったトラブルもなく歌に専念できたのも、こうしたインペグの働きがあったからだったと思います。
打ち上げで感謝の言葉を送るべきでしたが、まあ、わすれちゃいました。
この場で感謝の意を述べたいと思います。
お疲れ様でした。ありがとう。

2009年12月7日月曜日

ムッシュ

打ち上げの最後、まだ荷造りをしていないから帰るというムッシュを引き止めていろいろ聞いちゃいました。

11月29日
最後のスタジオ稽古で、延々と気持ちよさそうに歌うムッシュ!私たちはとっても不安でした。
ムッシュ曰く
あそこで細かい指示や演技指導をしちゃったら、せっかく芽生え始めたものを摘んじゃうでしょ!だから気持ちよく歌わせていただきました。

ステージに立って
H氏、K子ちゃん、M山さん、ハンナ、Mr Black cloud・・・・みんなが暴走を始めたときガッツポーズをしたそうです。自分のまいた種がようやくかたちになってきた。これでオペラができる。

みんなが心から演技に向かって真剣に取り組んだら、結果はおのずとついてくる。。。。その過程で仲間同士の討論やいさかいなどは出てきて当然。だけど、目的はみんな同じなのだから全然問題ない。。。。

う〜ん、なんかすべてお見通しだったみたいで、まんまと乗せられて大成功を収めちゃいました・・・・・って感じでした。




私自身、本番が始まった瞬間はそれだけに感動してウルウルきそうでしたが・・・・
近くにいる仲間内のストーリーを夜遅くまでかかって書いてくださったY子さん,しっかり引っ張ってくださったY子さん、実践してくれたH氏、K子ちゃん。
みんなの思いが本当にひとつになった公演だったと思いました。最後は、もちろん感動はあったのですが、それより、誇りに思う気持ちと達成感を一番感じていたように思います。



してやったり!ウヒヒと笑うムッシュに名残を惜しんで、私のLaTraviataはおわりました・・・・・・・・・

ブラボー

すべてにおいてブラボーな一日でした。
たくさんの感動をくれた皆さん!ありがとうございました。

見にきてくれた人の感想は

こうもりのときは「出て踊って歌ってだけ」だったけど、今回は全員が出演者という感じがしてすごくまとまりがありました。舞台に引き込まれるように楽しかった。

場面と合唱がすごく合っていてすばらしい雰囲気を出していました。

素直に感動しました。

とても素人の舞台とは思えなかった・・・・・

オペラは縁遠い存在だと思っていたけど意外と面白かった。字幕がありがたかった。

などなど・・・・・大絶賛でした。

2009年12月6日日曜日

縁の下の…


時刻は20時20分。
ようやく縁の下の力持ちのみなさんが
現場を離れ、打ち上げ会場に到着です。
私たちはライトを浴び、表舞台に立たせて頂きましたが
それを支えてくださっている多くの方々がいてこそのことです。

舞台監督の堀井さんをはじめとする裏方のみなさまにも
本当に感謝です。


たくさんお世話になりました


母親のような気持ちで舞台袖で見守ってくださった吉野先生、
寒い“金魚鉢”で奮闘してくださった中村先生、
字幕や照明でお手伝いいただいたコレペティの宮澤さん・津田さん、
他のコレペティのみなさんも本番ギリギリまで
合唱の練習にお付き合いいただきました。

本当にありがとうございました!!!


乾杯!


[:祝:] 乾杯!!!



ソリストのみなさまを迎え、無事に
『祝杯』をあげることができました。

共に練習を重ねてきたオープンスタジオでの
打ち上げは感慨もひとしおです。


たくさんの方に支えられ、皆さんとともに
素晴らしい舞台が作り上げられたことに、
そしてそこに関わることができたことに心から感謝です。

本番スペシャル弁当



ラベルにも嬉しい心遣い。

元気が出そうなお弁当です!

早めに食べて、しっかり消化。
いよいよ開幕です。
頑張りましょう!

ムッシュからの贈り物



楽屋入りするとプレゼントが…!


「テンション上がる!」
「涙、出そう・・」

様々な声が上がります。
いずれにしても、本番を前に良い効果となっているようです。

ムッシュ、ありがとうございます!

2009年12月5日土曜日

12月5日練習記録(GP)

いよいよ前日。程よい緊張感です。
女性は10時には楽屋入り。
「さっき別れたばかりだよね」
「合宿みたいだよね」・・なんていう会話をしながら
昨日よりもグレードアップしたバッチリメイクを施してGPに臨みます。

まずは楽屋で中村先生、吉野先生によるダメ出しと声だし。
舞台に板ついたところでムッシュ&マエストロによるダメだし。

ちょっとしたタイミングでソロの動きを邪魔してしまったり
歌が勝手に走って行ってしまったり・・と
自分自身が気にすべきこと、グループで気にすべきことなど
頭も体もフル活用して確認しながらのGPスタートでした。

歌以外にも幕間での衣装替えやかつらの付け外し、
トイレに行けるタイミングがいつなのか・・とか
お互いに着せ合い脱がせ合う衣装の着付け方法など
この4日間の練習で様々なことを積み上げてきました。


ソリストは今日は声をセーブ・・という感じでしたが
個人的にはこのくらい毎日本気で歌いこんでいると
声の調子は上向いていい感じです。

明日はいよいよ本番。
今まで教えていただいてきたことを
丁寧に丁寧に・・伝えていきましょう。


��P(Generalprobe)
 ※ゲネプロとは、ドイツ語のゲネラルプローベの略で、
 本番通りの衣装、本番通りの進行で行われる
 全体リハーサルのことである。
 本番を想定したものなので、たとえ間違ったとしても
 中断されることはなく、本番通り進行される。


GP弁当



特製お弁当を食べたらいよいよGP。
頑張りましょう!

12月4日練習記録(HP)

��P(Hauptprobe)です。
メイク、かつら、そして衣装をきちんと着て
いよいよオケも入ってのお稽古です。

オケが入ると感じやテンポがある程度変わるので
指揮を捉えつつ歌います・・が何だかしっくりこないところも何箇所か・・。
私たちが頼るのはマエストロがすべてなので
明日も課題を据えつつ頑張りましょう。


さぁ、いよいよGeneralprobeを迎えます。
体調をしっかりと整え、足のマッサージをして
十分体を休めましょう!

2009年12月4日金曜日

化ける


普段はつけないつけまつ毛に苦労しつつ
バッチリの舞台メイクを施した顔は
自分でもなんだか違和感・・。

でも、不思議なものでかつらをつけると
なんだか、かつらに顔が負けている気がして
更にポイントメイクの追加となります。

舞台慣れしている人からは
“HP、GP、本番と、だんだん化粧が濃くなっていくよ”
なんていう言葉も聞かれました。
確かに今日だけでも、だいぶ目が慣れたような・・。



幕間の束の間の休息。
休息といってもかつらをとったり着替えがあったり
何かと忙しいわけですが
ちょっと気持ちに余裕もできるので
本日は大撮影大会となっていました[:イヒヒ:]

ドキドキ!

ふえ〜ん。。。

衣装つけてステージに立ったらもう興奮しちゃって寝れなくって・・・・・

かなり疲れてるはずなのに;;・・・・・

まあ今からこれなら前日は眠れるかな・・・・

反省
ステージではちょっと殺気立っています。「朝帰り」はそでで歌が始まっちゃうし、女性のドレスを踏んづけるし、(ビリって音が・・・)ビオレッタのアリアの始まる前に引っ込めなさそうであせるし・・・・・
バッカナーレは、周りはみんな同じパートなのにハモッてるしw
動きを遅く!ってわかってるのにニワトリ並の早い動きだし・・・・
動きに集中すると出とちるし・・・・
ああああ。。。何もかもごめんなさい。

今日はがんばるぞ〜!!!!!!

2009年12月3日木曜日

12月3日練習記録

慣れない八百屋舞台にヘロヘロになっての帰宅です[:ムニョムニョ:]
そんな中ですが、アンニーナガストンのブログをチェックし
そのあとこうして振り返りながらこのブログを書くのが
ライフワークのようになっています[:てれちゃう:]


今日は衣装も着て小物も身につけての練習。
ムッシュからもマエストロからも細やかな指示がでます。
「あと1.5cm上手(かみて)側へ動いて」など
舞台を調え、美しく魅せるというのは、
本当に繊細なことなんだなぁと感じました。

娼婦の衣装は“冬の遮光カーテン”のように重く長いので
普通に歩くだけでも大変なことです。
そのため、いつもは間に合っていた出の部分や入りの部分も
微妙にタイミングが遅れてしまいます。
事故が起こらないように“車幅感覚”を早く身につけたいですね。


明日はいよいよHP(ハーペー)です。
お化粧もし、かつらも着け・・美しく変身〜♪

 ※Hauptprobe(ハウプトプローベ)
  ドイツ語のハウプトプローベの略。重要な舞台稽古のこと。
  GP(Generalprobe)の前に行う、殆ど本番通りの稽古。
  舞台で、照明や衣装、メイクなども本番通りで行うことが多い。

2009年12月2日水曜日

12月2日練習記録


いよいよ今日から夜間の練習がスタート。
楽屋口から「おはようございま〜す」と
ギョウカイジンのような挨拶をしつつ入ります。

久しぶりに自分の衣装ともご対面。
女性の楽屋は何とも華やかです。



本番さながらにセットが組まれ、小道具もそろえられた舞台。
ムッシュの取り計らいでまずは人数を半分に分け、
客席からステージの様子を眺めます。

舞台そのものの素晴らしさを感じるのはもちろん、
立ち位置による見え方、照明のあたり方など、
僅かな時間でしたが自分の動きのイメージをしやすくなった気がします。


ソリストとの関係や照明との関係を見ながら
立ち位置を確認しながらの練習は、本日は2幕まで。
ダメだしは明日となりました。

ヒールの靴を履いての慣れない八百屋舞台に、
特に女性陣は疲れ倍増・・という感じですが、
平面の練習では見えなかったいろいろなことが
ずいぶん見えてきたと思います。

今日は歌がおろそかになってしまった感はありますが
舞台に慣れるのと並行して歌も頑張りたいものです。

明日は衣装も着けての練習になります。
お風呂に入って足をマッサージして
体調に気をつけ、早く寝ましょう!